2016年の初演時には全席完売。フランス革命の足音が近づく激動の時代に生まれた運命的な恋を描くフレンチ・ロック・ミュージカル『1789』が、2018年4月帝国劇場で再演の幕を開ける。
2月7日(水)に製作発表が行われ、潤色・演出の小池修一郎とメインキャストが揃って登壇。歌唱披露も行われ、公演への期待感を盛り上げた。
上原理生 三浦涼介 渡辺大輔
龍真咲 夢咲ねね 加藤和樹 小池修一郎 小池徹平 神田さやか 鳳稀かなめ
オープニングは歌唱披露から。
♪「全てを賭けて」 龍 鳳稀
♪「自由と平等」 渡辺 加藤 三浦 上原
♪「この愛の先に」 夢咲 加藤 神田 小池
♪「サ・イラ・モナムール」上原 小池 三浦 渡辺
続いて行われた挨拶と質疑応答では
潤色・演出を担当する小池修一郎は「初演は初めてミュージカルを演じるとか、初めて女性を演じるとか(笑)、初めてのことが多かったけれど、この作品のカラーと同じく熱のこもった稽古で作ることができた。今日のパフォーマンスを聞いて、新たな熱を生み出すことができるんではないかと感じた。
フランス人の作ったフランス革命のミュージカルで、ある種の軽やかで、また熱血なところもある。 私たち日本人からすれば明治維新とかに似ているのかな・・・と思う。 この作品はポップで弾むようなエネルギーのある作品だと思う。日本人がイメージするフランス革命とフランス人の作ったフランス革命との接点をもう一度洗い直しながら作っていきたい。よりパワフルになった『1789』を期待してください」
小池徹平「2年ぶりに歌ってパワフルな曲だと。2年間でパワーアップしたものや、新キャストが加わって新たな風が吹いてどういうものになるのか。非常に楽しみが増しました」
加藤和樹「初演のときにすさまじいエネルギーで作り上げた作品です。さらにそのエネルギー力を越えていかなくてはならない覚悟が必要だと思っています。さらにパワーアップした『1789』を劇場で体感してください」
神田沙也加「初演より人物像を深めて、初演よりも強く芯がとおったオランプを演じたい」
夢咲ねね「もう一度チャレンジできるのが嬉しいです。2年前には見えなかったものを発見して成長できるように一生懸命1つのものをつくりたい」
本作に初参加となる三浦涼介(中央)「オーディションに参加して選んで頂きました」「子供の頃から母に『帝国劇場に立って欲しい』とずっと言われてきた。選んで頂いてありがとうございました。(笑)」
上原理生「僕はもうだいぶフランス革命をやっています(笑)。 順当に時代をさかのぼっています。いろんな経験をした後にまたやるとどんな景色が見えるのか、すごく楽しみです」
渡辺大輔「戻って来られて幸せ。小池先生のもとで鍛えられ、ロングランを皆と歩んでいけるのは胸がいっぱいです」
初参加となる龍真咲「私も違う意味で懐かしい。ロナンではなくマリー・アントワネットに集中してがんばりたい」
「なにはともあれ、女に見えるようにがんばりたい」
鳳稀かなめ「新たなメンバーも加わるので新たな気持ちで役を深めていきたい」
公演は4月9日(月)~5月12日(日)帝国劇場、6月2日(土)~6月25日(月)大阪・新歌舞伎座、7月3日(火)~7月30日(月)福岡・博多座にて上演。