3月30日(金)~4月15日(日)紀伊國屋ホール、5月19日(水)~5月12日(土)松下IMPホールにて上演される舞台 「火花~Ghost of the Novelist~」の制作発表が3月2日に行われ、脚本・演出の小松純也、出演の観月ありさ、植田圭輔、石田明と原作者でもあり、出演もする又吉直樹が登壇。爆笑の制作発表となった。
売り上げ300万部を超えた又吉直樹の純文学作品「火花」。この【第153回芥川賞】受賞作は2016年にドラマ、2017年映画ともなり大きな注目をあつめた。そして、ついに2018年に舞台化される。
脚本・演出は数多くのバラエティ番組制作に携わってきた小松純也が担当。原作小説世界と、その原作者の又吉が本人名で登場する、もうひとつの世界という2つの世界の物語が交錯しながら描かれていく。
出演オファーを受けたときの感想など、楽しい会見の模様は動画でご覧ください。
石田明 植田圭輔 観月ありさ 又吉直樹 小松純也
【あらすじ】
ステージに立ち、語り始めた「火花」の原作者又吉。そこに女優観月ありさが現れ又吉を抱き締める。
又吉を愛しているという観月はその愛と引き換えに「火花」を私に下さいと言う。
「作者」観月によって語られる火花の物語は小説の世界をなぞりつつ、歪めつつ、又吉の原作世界の核心をあぶり出してゆく。
スパークス徳永は祭りの営業で出会った神谷に心酔し、弟子入りを志願する。行動を共にする中で、神谷が転がり込んでいる家で一人の女性・真樹に出会う。
真樹は女優が演じている。自分こそが真樹であり、これは自分が見届けた一部始終なのだと女優はいう。
交流を深めるにつれ、徳永の神谷に対する憧れや嫉妬が渦巻いていく。好調だったスパークスも解散。
やがて破綻を迎える。
同時に破綻する観月の物語世界。
観月は又吉に問う「なぜこの小説を書いたのか?」 物語にはまだ続きがあった。
小説の世界と「作者」の世界は交錯し、同時にクライマックスを迎える。