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今年の熱海五郎一座は秘密を抱えた人々が豪華客船に! ゲストは小林幸子『船上のカナリアは陽気な不協和音』

「14年間で35万人を動員した熱海五郎一座が、今年も6月に新橋演舞場に戻ってくる。今回はゲストに小林幸子を迎え、三宅裕司率いる生バンドも登場。豪華で楽しい「ミュージカル・アクション・コメディー」を繰り広げる。3月7日に、その舞台『船上のカナリアは陽気な不協和音』の製作発表が行われた。

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深沢邦之 春風亭昇太 ラサール石井 小倉久寛 東貴博
渡辺正行 小林幸子 三宅裕司

東京の喜劇“軽演劇&“東京の笑い”を届けようと2004年に旗揚げされた「伊東四朗一座」。その笑いを継承すべく、2006年に三宅裕司を座長として旗揚げしたのが「熱海五郎一座」。
毎回豪華ゲストを迎えて回を重ねて、2014年からは新橋演舞場に進出。今年で5回目の新橋演舞場公演となる。

物語は「豪華客船の中で起こるドラマ」
座長の三宅裕司をはじめ、コント赤信号の渡辺正行、ラサール石井、三宅の盟友・小倉久寛、落語芸術協会理事で『笑点』司会の春風亭昇太、東京の喜劇人のDNAを受け継ぐ東貴博と深沢邦之がWキャストで出演と、熱海五郎一座のレギュラーが総出演。

今年のゲストは“ラスボス”とも称される小林幸子。小林は2009年(伊東四朗一座×熱海五郎一座合同公演)にも三宅をはじめとした一座のメンバーと共演している。今回は、ある事件によって上手く歌うことができなくなった演歌歌手を演じる。
さらに、三宅率いる16人のバンド<三宅裕司&Light Joke Jazz Orchestra>も出演とあって、「小林幸子が生バンドをバックにどんな歌を披露してくれるのか?」も、大きな楽しみとなりそうだ。

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【製作発表】
レジュラーキャスト全員とゲストの小林幸子が登壇。爆笑会見となった。

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「熱海五郎一座」の座長、三宅は「いつか、かっこいいレベルの高い音楽と洗練された笑いが合体した公演をやってみたいと思っていました。」「それぞれが同じくらい重さを持っていて、一人一人がドラマを握っています。ストーリーに引き込まれながら1分に一度は爆笑をとっていきたい。そして、最後には涙を流すくらいの大きな感動で終わる。それが東京喜劇」と意欲と自信をほとばしらせた。

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「遅刻常習者の62才」と紹介された渡辺正行。演じるのは「小林さん演じる演歌歌手の後援会会長で政治家」という役。
「三宅丸に乗れば、無事で安全な公開ができると思っています。ただ私も稽古はする。稽古はしないと自分が後悔(航海)します」と見事なオチに「上手いこと言った!」と笑いが起こった。

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「最近、忘れ物が多い」と紹介されラサール石井だが、活躍めざましい演出家らしく喜劇を演じる難しさと、このキャストのすばらしさを語った。

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一級船舶の免許を持つ小倉久寛は今回は豪華客船の船長役。「生まれが三重県の山の中で、都会と海と若大将にあこがれて東京にでてきた」「船と海が好きで三宅さん任せで30何年やってきた」など、自己紹介が長すぎて、ベルをチンと鳴らされて中途終了。これも笑いを誘った。

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「今回は音楽性を高めた作品です。私は音楽ということで1つオーダーを受けている」と明かしたのは春風亭昇太。「音楽的な成功は僕に懸かっている」と明かすと三宅から「カットという手もある」とつっこまれ「稽古の段階でなくなることもあるかもしれないので、是非稽古場にお越しください」と最後は弱気に。

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小林幸子が「先輩方からコメディはきちんとした芝居の上に成り立つ。それができない人は喜劇はできないと教わった」と話すと、他のキャストたちは頭をかかえて苦笑い。
「今回はジャズをビッグバンドでやる。小林幸子でデビューする前はジャズやいろんな歌も歌わせていただいた。今回はひとつの勉強の場として、ワンステップ大きくなりたい」とどん欲に取り組む。

三宅から「幸子さんの歌を聴くと、小倉の身長がちょっと伸びる」とまで崇められた小林が、どんな歌を聞かせてくれるのか。
そして、どれほどの笑いと感動をもらえるか。
楽しみな公演は2018年6月1日(金)~6月28日(木)まで、新橋演舞場にて。

公式HPは https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/2018_atamigoro/