関ジャニ∞の活動のみならず、バラエティー番組やラジオのMCなど多方面で活躍する村上信五が、作・演出・出演全てをセルフプロデュースしてスタートした一人芝居「If or・・・」。“もしも村上が○○だったら~”という設定のもと、多彩なエンターテインメントの要素を用いて、2009年から10年間上演し続けてきた。
3月18日の千秋楽公演の公演で通算300回公演を迎えたが、その公演の最後に、村上はファンを前にして「300回で幕を下ろさせて頂く」と宣言した。
2月18日に大阪・サンケイホールブリーゼで幕を開けた「If or・・・X」。
3月1日からは東京グローブ座で公演。大阪・東京合わせて30回の公演を行い、この3月18日が千秋楽。この通算300回となる公演を取材した。
公演では村上は16世紀の織田信長軍と戦う村上水軍の将軍として登場。タイムスリップが起こって物語がすすんでいく。
一人舞台ゆえに、村上は何役にも扮し、最新の映像技術を駆使。驚きや笑いもあふれた物語を魔法のように紡ぎ出していった。
公演後半は巧みなトークで会場を沸かせ、ファンと一体となって楽しみ、一人芝居「If or・・・」ならではの時間を作りあげた。
そして、公演の最後。ファンファーレと共にテープが舞い、ケーキも登場。ファンの大きな拍手を受けて『「If or・・・」300回』を祝った。
そこで村上は「こんな僕でも、よくここまでやってきました」と語り、「10年ということで、一度幕を下ろさせて頂く」と宣言。
客席から驚きの声があがるも「10年でスケジュールも変わりました。クオリティを保つ自信が・・・。勉強して帰ってくるときには、より良い「If or・・・」を」と言葉を続けた。
目に涙を浮かべたファンを前にして、「一切悔いもなく、やりたいことができた10作」「必ず戻って来ようと思っています。きちんとした形で戻ってこられるようにがんばります」と言葉を結んだ。
公演後の囲み取材では「充電期間を頂いて、何年後かにまたできれば」「いい10年を過ごさせていただいた」と意外にもクールに語った。
ただ「10年続くとは思っていなかった。よく続けさせてもらった、お客様も含めてスタッフもそうです。通ってて下さる方がいないとなりたたない。(自分)1人しかいないのに、よくぞ支えて頂いたと思います」と感謝もしっかり述べ、「1人舞台を10年はジャニーズにはいないのでは?」と振られると「えっ?!やっと勲章ができたかもしれない」と嬉しい驚きの声を発した。
東京オリンピック関連での活躍を「狙っているます」と言う村上。
最後にファンへ「10年間、通ってくださったみなさま。10年に1度しか来られなかった方にも、本当にありがとうございましたという言葉以外、ありません。ひとまず2020年東京オリンピックが過ぎてから、「If・・・or」「もしも…」が帰ってこれるように、しっかり勉強して、準備したいと思います。また開催した暁には、足を運んで頂けたらと思います」とメッセージを送って、囲み会見を終えた。(写真はすべて囲み取材より)