2016年の日本初演時には全席完売。フランス革命の足音が近づく激動の時代に生まれた運命的な恋を描くフレンチ・ロック・ミュージカル『1789~バスチーユの恋人たち』が、2018年4月9日(月)帝国劇場で再演の幕を開けた。 前日の8日(日)に囲み取材が行われ、小池徹平、加藤和樹、神田沙也加、夢咲ねね、凰稀かなめ、龍真咲が登壇した。
龍真咲 夢咲ねね 加藤和樹 小池徹平 神田沙也加 凰稀かなめ
2016年の初演に続き出演する5人と、今作で初参加となる龍真咲が登壇。女性キャストの豪華な衣装に見とれる間もなくフォトセッション、囲み取材がはじまった。
父を貴族に殺されたことをきっかけにパリに出て革命に身を投じる農民出身のロナン役の小池徹平と加藤和樹。
「続投組として、2年前よりもブラッシュアップしている感じが出ている。ロナン役での和樹との良い意味での違いを感じながらお客様にも楽しんでもらえるのではないかと思っています」と小池。 「ダンスも激しく、2年前よりも体のケアを意識してやらないと」とも語り、長い公演へ改めて覚悟を示した。
加藤は「稽古を重ねてきて、初演にはなかった熱をすごく感じています。初演よりも熱い熱を届けられると思います。Wキャストからそれぞれ違った色が見えるので、それも楽しみにして頂きたいと思います」「ミュージカル界に革命を起こすと上演されたこの作品。また新たに革命を起こせると思っております。是非ご期待下さい!」
神田沙也加と夢咲ねねが演じるのは、マリー・アントワネットの息子の養育係オランプ役。
「(初演後からの)2年間に勉強したことや経験したことを、私自身の中にあると信じて、役により真摯に向き合うことだけを考えて最後までやっていきたい」と神田。また菊田一夫演劇賞を受賞したことについて「長年一つの目標としてきた賞でしたので、すごくうれしかったのですが、より地に足をつけて、今でしたらこの『1789』という作品に自信や誇りやみんなと調和していくパワーに変えて貢献していけたらと思っています」と真摯な表情で語った。
夢咲は「一度経験した作品なのに、毎回新しいものが生まれているなぁと思っているので、新鮮な気持ちで公演できるのではないかと思っています」「豪華な衣装たちが並んでいるのを見ているだけでもテンションがあがります。アクセサリーも可愛くて、オランプは同じデザインのドレスも色目や生地が違っています。そんなところも楽しんで頂きたい」と女子らしいコメントも。
凰稀かなめと龍真咲はマリー・アントワネットを演じる。
「毎日この役をやるのに、一日一日全然違う感情が生まれてきたりしているので、お客様と一緒にこの作品を創りあげていきたい」と凰稀かなめ。
宝塚歌劇団ではロナン役を演じていた龍。「ロナン役からの先入観が大きかったので、最初はそれを振り払うことが大変だったが、お稽古をしてリアルな男性のロナンを感じて興奮し、この作品が愛される意味が感じられると思いながら稽古をしてきました」。マリー・アントワネットの衣装については「わたくしは普段着ておりますので、苦労などございません」とクールに答えて、記者たちを驚かせた。
公演は4月9日(月)~5月12日(日)帝国劇場、6月2日(土)~6月25日(月)大阪・新歌舞伎座、7月3日(火)~7月30日(月)福岡・博多座にて上演。
公式HP http://www.tohostage.com/1789/