4月21日(土)~5月7日(月)新国立劇場 中劇場にて、8月からは、福岡・大阪・新潟・名古屋で上演されるミュージカル『アニー』。4月20日(金)にゲネプロが公開され、囲み取材が行われた。
1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカルで、同年のトニー賞作品賞をはじめ7部門を受賞し、現在も世界各国で上演され続けている本作。
日本でも1986年の初演以来、今までに全国で約172万人を動員。深い感動を与え続けている名作ミュージカルだ。
昨年から山田和也を演出に迎え、翻訳台本、振付・舞台美術・衣裳なども一新。日本的な情緒も感じられる演出がさらなる人気を呼んだ。
主人公のアニー役に選ばれた新井夢乃(あらいゆめの)、宮城弥榮 (みやぎやえ) をはじめとする孤児役、ダンスキッズら個性豊かな子役たちが、今回も大活躍する。
大人キャストには、2017年公演で歴代最年少の大富豪ウォーバックス役が好評だった藤本隆宏、ルースター役の歌やダンスで観客を魅了した青柳塁斗、リリー役で見事な存在感を与えた山本紗也加が続投。
ハニガン役の辺見エミリは、母・辺見マリも2006年に同役を演じ、母娘2代での出演となる。
そしてグレース役に元宝塚娘役トップを務めた白羽ゆりが新たに加わり、人気と実力を備えたメンバーが揃った。
【囲み会見】
─いよいよ明日から初日ですが、今のお気持ちはいかがでしょうか?
宮城:始まる前は緊張したけど、始まって終わってからはあっという間でした。
新井:優しくて元気いっぱいのアニーになるようにがんばってきた稽古は楽しくてあっという間に終わったけど、一回一回を大切にしたいです。
藤本:お客様に感動をしていただいていますが、私自身も感動をいただいた作品なので、自信を持って昨年以上に精一杯やりたいと思います。
辺見:稽古場で皆でやってきたものを、やっとようやく見せられるので、勿論緊張するけど、お客様と触れ合って、どんなふうな役になっていくか楽しみです。とにかく精一杯演じたいです。
─憧れのアニーを実際に演じてみて、いかがですか?
新井:台本の中でもアニーはかしこくて、たまに涙を見せるけど、ほとんど笑顔で元気いっぱいだと思います。
宮城:いつも元気で明るくて、たまに泣くけど、そこも含めてアニーは良い子だと思います。
─2年連続の出演している藤本さんは前回と比べて変化はありますか?
藤本:よりパワーアップしている。アニー二人は元気よく、やるたびにどんどん成長が見えます。辺見さんの歌・ハーモニーが素晴らしいです。役は怖いけどプライベートはとても優しい、みんな舞台袖で子供たちは、辺見さんの元に集まっているんですよ。
─辺見さんは親子二代で同じ役を演じますが、念願の役をいま演じていて、いかがですか?
辺見:母の時と衣装も違うし演出も違いますが、せりふや歌は、母親が演じているのを見ていたものを、今、自分が演じているということに対し、うるっとくるときがあります。
─アニーの二人から見て、お二人の印象は?
宮城:藤本さんは、思っていたよりも優しいです。辺見さんは、稽古場で「おはよう」と声をかけてくれて、とても楽しい人だと思います。
新井:藤本さんは、優しくてふんわりしてていいなと思います。辺見さんは、芝居の時はハニガン役なので怖いけど、普段は声をかけてくれて面白くていいなと思います。
─反対に藤本さんと辺見さんから見た、アニーのお二人の印象は?
藤本:二人はとても度胸があって、子役じゃなくて1人の女優としてみえています。稽古を失敗しても前向きで、それは俳優として素晴らしいと思います。
辺見:子供だけど子供に見えない、貫禄があるなとおもいます。物怖じしない感じが稽古場からあって、私も遠慮しないでガンガンいけます。
─ちなみに辺見さん。今年は、お子さんは観に来ますか?
辺見:娘は、私がずっと家で練習していたのを聞いていて少し色っぽい歌も、意味もわからず歌っています(笑)娘は、(アニー役の挑戦は)難しいと思います(笑)照れ屋なので。二人のアニーを見ていてそう思いますし、本当に二人はすごいと思います。
─最後に意気込みをお願いします。
新井:緊張しているけど、稽古から楽しくて、皆で力を合わせて頑張ってきたので、明日からも、稽古で頑張ってきたものをお客さんに伝えられるように頑張りたいです。
宮城:明日から5月7日まで、今日ゲネプロでうまくいったとおもうので、それを本番でも出し切っていきたいすです。
藤本:昨年16年ぶりに新演出版となりましたが、また今年もパワーアップしたので、新アニーと言えると思います。是非見に来ていただきたいです。 特に辺見さんのハニガンが素敵です。辺見さんの歌が素晴らしい。ハーモニーが美しい曲だなと改めて思わせてくれます。
辺見:とにかく観に来ていただいたお客様に、元気になっていただいたり、大人どうしでもああだったねというよう話しながら楽しみながら帰っていただけるような作品だと思います。自分も去年観客としてみた印象と、今年演じてみての印象は違うので、すごく新鮮な感じに仕上がっていると思います。 去年観た方も、新しい発見があると思いますので、是非、劇場までお越しください。
<配役>
新井夢乃(あらいゆめの):アニー役(チーム・バケツ)
出身地:埼玉県/小学6年生(11歳)※2006年9月生まれ
宮城(みやぎ)弥(や)榮(え):アニー役(チーム・モップ)
出身地:東京都/小学6年生(11歳) ※2006年10月生まれ
藤本隆宏:ウォーバックス役
辺見えみり:ハニガン
<丸美屋食品ミュージカル 『アニー』公演概要>
◆演出:山田和也
◆出演:新井夢乃、宮城弥榮(アニー役2名)
孤児たち(12名)、ダンスキッズ(12名)
藤本隆宏(ウォーバックス役)、辺見えみり(ハニガン役)、白羽ゆり(グレース役)、
青柳塁斗(ルースター役)、山本紗也加(リリー役) ほか
◆東京公演:2018年4月21日(土)~ 5月7日(月)
◆会場:新国立劇場 中劇場
◆料金:全席指定¥8,500(税込)
※4歳未満のお子様のご入場はできません。チケットはお一人様1枚必要です。
※わくわくDAY 4月25日(水)13:00公演/17:00公演
ご観劇の皆さまに「アニーのくるくるウィッグ」「オリジナルエプロン」他をもれなくプレゼント!
※スマイルDAY 4月23日(月)24日(火)各17:00公演 全席指定¥6,500(税込)
◆主催・製作:日本テレビ放送網
◆協賛:丸美屋食品工業
◆後援:アメリカ大使館/読売新聞社/報知新聞社/新国立劇場
◆協力:株式会社アサツー ディ・ケイ
◆お問合せ:キョードー東京 0570-550-799
◆公式サイト:http://www.ntv.co.jp/annie/
◆地方公演
【福岡公演】8月4日(土)~5日(日) 福岡市民会館 大ホール
【大阪公演】8月10日(木)~15日(火) シアター・ドラマシティ
【新潟公演】8月26日(日) 新潟テルサ
【名古屋公演】 8月31日(金)~9月2日(日) 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール