興奮の上演中!!　舞台「信長の野望・大志-春の陣-天下布武～金泥の首編～」

絶大な人気を誇る歴史シミュレーションゲームのレジェンド「信長の野望」シリーズ最新作の舞台『信長の野望・大志』が、5月17日に初日の幕を上げた。
初日直前には報道陣に向けてゲネプロが公開され、キャスト4名（織田信長役鶏冠井孝介、 お市役田中れいな、浅井長政役 小西成弥、今井宗久役彦摩呂）による囲み取材が行われた。
またキャスト全員がそろっての写真撮影時には11月にシアター1010（北千住）にて続編が上演されることも発表された。

今回の舞台の原作は、ゲーム最新タイトルの『信長の野望・大志』。
天下統一をめざす織田信長と、対立する浅井長政の双方の視点から描かれた２つのストーリーで上演される。

ゲネプロで公開されたのは、戦国武将・天下人であった織田信長の目線から描いたステージ＜SIDE織田＞。
個性豊かな俳優陣が演じる織田信長、浅井長政はもちろん、明智光秀、木下秀吉、前田利家、徳川家康などの武人像、激しくも美しい殺陣、田中れいなの歌声、そして人間味あふれる感情描写と見どころの多い中、織田信長の視点、そしてその家臣や家族の視点から歴史を見つめるという新鮮な感覚を味わうことができた。

ゲネプロ終了後にはキャスト全員揃っての撮影が行われ、その場で11月に続編が上演されることが発表された。

彦摩呂、 田中れいな、 鶏冠井孝介、小西成弥が登壇した囲み会見では、それぞれの役作りの苦労や見どころが語られた。

彦摩呂の今井宗久役 はストーリーテラー的な役割を担う。「役作りが大変でした。セリフの多さにも苦戦しました」と語ったが「みなさんは殺陣や立ち回りもある。若い人の才能に感激しています」

田中れいなは「すべて苦労しました。普段の自分とは違う役柄なので、自分の演技が地味じゃないかと心配しました。台詞を博多弁に置き換えて理解を深めました」。また「私には歌があるというところを見て頂きたい。歌唱シーンは 同じメロディーでもシーンによって歌い方を変えています 」と自分らしい魅力もアピールした。

鶏冠井孝介（織田信長役） は「見どころはWサイドストーリー。＜SIDE織田＞と＜SIDE浅井＞は演出も音楽も照明も違う。別の作品と言っていいくらい」「 みなさんがイメージする信長を演じるのは難しいが、 今回は『信長の野望・大志』としての信長なので、これまでにない信長をやらせて頂いた 」と自信にあふれた表情だった。

小西成弥（浅井長政役）が「殺陣が初めてでした」と言うと 他の3人が驚きの声を上げた。それほどに迫力ある立ち回りを見せた小西。「今日はゲネプロで初日も＜SIDE織田＞ですが、 ＜SIDE浅井＞も観て頂くと新たな発見があり、『裏ではこんなことが行われていたのか』と分かるのが本作ならではのポイントです」

本作の公演は5月27日（日）まで、 渋谷のCBGK シブゲキ!!にて。