8月 29日より上演されるミュージカル「オペラ座の怪人~ケン・ヒル版~」の製作発表記者会見が6月11日、テレビ東京で行われた。
今回、主演・ファントムを演じるのは、ウエストエンドを代表する実力派スターのジョン・オーウェン・ジョーンズ( JOJ)。 日本でのミュージカル出演は初となる。
そして公演の応援サポーターである別所哲也と遼河はるひも登壇した。
「オペラ座の怪人~ケン・ヒル版~」上演にあたり、別所は「オペラみたいに難しい楽曲に、ジョンさんが俳優としてどうアプローチされるのか。勉強させていただきます」と語り、遼河は「中学生で宝塚を観る前にロイド=ウェバー版の『オペラ座の怪人』を観て虜になりました。宝塚ではアーサー・コピット版に出演。残すはケン・ヒル版、 8月の公演が楽しみです」と期待を寄せた。
ケン・ヒル版の音楽は有名クラシックのアリアが作品中に散りばめられている。 JOJは「オペラの要素が強い作品ですが、声楽的な部分だけでなく、物語、役柄、苦悩を伝えたい。アンドリュー・ロイド=ウェバーはケン・ヒル版にインスパイアされて、あの大作を作り上げた。今回、ファントムを新たな視点から探り、新しい人物像を作り上げたい」と意気込みを語った。
会見では JOJが 2曲を披露。「高い高いところから」はオペラ座の怪人ケン・ヒル版の楽曲ということで初お披露目となった。2曲目はロイド=ウェバー版「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」を歌唱。迫力ある美声で聴く者をノックアウト。 JOJの繊細なシルキーヴォイスは会場中を魅了し、拍手が鳴り止まなかった。別所は「感動してこのまま倒れてしまいそう」。遼河も「ケン・ヒル版の曲を初めて聴いて、妄想が広がりました」と改めてその歌唱力を賞賛した。
役者人生のターニングポイントを聞かれた JOJは「ウエストエンドでバルジャン役の方がバイク事故で舞台に立てなくなり、その代役を務めたら、偶然キャメロン・マッキントッシュが観ていて、本役となりました。26歳とバルジャンを演じるには若すぎる年齢でしたが、こんなチャンスは二度とないと、両手で掴みにいきました」。
また、ファントムとはどんな存在かを問われると、「役者にとって興味深い役。心の中に人を憎むダークサイド、片や人を愛する部分と、二面性がある。人間味に溢れた部分を演じるのが難しく、面白い」。
自身とファントムの共通点を聞かれて、戸惑う様子も見られた。「遼河さんから美しい声と言われました。私のハンサムな見かけとは違いますね(笑)。僕も実はオペラ座の地下に棲み、人をたびたび殺しています!」と冗談を交えながら茶目っ気たっぷりに答えた。
最後に、「初めてご覧になる方はオープンハートでいらしてください。最高に楽しくユニークな『オペラ座の怪人』をお楽しみいただけますよ!!」と、締め括った。
「オペラ座の怪人~ケン・ヒル版~」は 8月 29日 (水 )~ 9月 9日 (日 ) 東急シアターオーブにて上演される。
ミュージカル「オペラ座の怪人~ケン・ヒル版~」
原作:ガストン・ルルー脚本・作詞:ケン・ヒル
日程: 2018 年 8月 29日 (水 )~ 9月 9日 (日 )
会場:東急シアターオーブ (渋谷ヒカリエ 11階 ) *生演奏・英語上演・日本語字幕あり
チケット: S席 11,800 円 /A席 8,800 円 /B席 6,800 円 (全席指定・税込 )
主催:キョードー東京 / テレビ東京 / 読売新聞社
公式サイト http://operaza2018.jp