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絶賛上演中!あの感動の名作が! ミュージカル『ゴースト』 囲み取材&ゲネプロ

1990年に世界中で大ヒットした映画『ゴースト/ニューヨークの幻』を元にミュージカル化され、ウエスト・エンド、ブロードウェイから世界中で上演されているミュージカル『ゴースト』が、8月5日にシアタークリエで開幕した。初日前の囲み取材と、5日6日に行われたゲネプロの模様をお伝えする。

【囲み取材】

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平間壮一 咲妃みゆ 浦井健治 秋元才加 森公美子

登場したのは、ゴーストとなってしまうサムを演じる浦井健治、映画でデミ・ムーアが演じたモリー役をWキャストで演じる咲妃みゆと秋元才加、サムとモリ―の友人のカール役の平間壮一、映画でウーピー・ゴールドバーグが演じた霊媒師役の森公美子。

浦井:このカンパニー、すごく仲がよくて、演出のダレン(ダレン・ヤップ)さんを筆頭に皆で和気藹々とやってきましたが、ブロードウェイとはまた違った日本版の『ゴースト』を作っていったので、また大変でした。たくさんの人が愛してくださるものを目指したので、たくさんの人に来て頂けたらと思って頑張りたいと思います。

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=みどころは?
浦井:セットが大がかりでシアタークリエに収まらないぐらいのセットがあるので、みなさん、お気を付け下さい。
:みなさん?! 私たちが(気をつけないと)ね。私が通れない!!(笑)
浦井:豪華でハートウォームなメッセージ、温かい人間愛がつまっている、そういったところがみどころかと思います。

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=宝塚退団後初めてのミュージカルになる咲妃さん。ご苦労はありましたか?
咲妃:お稽古が始まるまでは初めてのことがたくさん詰まった公演になりますので、緊張もありましたし、不安も大きかったのですけれども、男性のキャストの方々と身構えることもなく、浦井さんもおっしゃられていましたが、フレンドリーな方ばかりでキャストのみなさんにたくさん助けて頂いて、今日まで来ることができました。苦労を振り返るというよりも、ここまで充実したお稽古期間だったと思います。

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=モリー役は歌い甲斐のあるナンバーがありますが、お稽古での苦労はありましたか?
秋元:モリーの歌う楽曲が有難いことに多いのですが、難しい曲も多いので、歌にのせての表現だったり気持ちをお届けするという点で、まだまだミュージカルの芝居と不慣れな部分もあり苦労したところもあったのですが、だんだんと歌うことの楽しさを感じ、上手く歌って皆さんにお届けできる楽しみでいっぱいです。

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=平間さん演じるカールは映画では悪役ですが…
平間:カール以外は愛せるキャラクターです。台本にはカールの私生活や思いは描かれていませんが、カール自身としてはやるしかない状況で、わかって頂ければ、そんなに悪い人ではないと僕自身はつくったつもりでいます。何回も見て頂ける方には、「カールってなぜあれをやったんだろう」と考えながら見て頂けると面白いと思います。

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=森さんはウーピー・ゴールドバーグが演じた非常に有名な役をオファーされたときのお気持ちは?
:私が出演したミュージカル『天使にラブ★ソングを~スター・アクト~』という作品がゴールドバーグさんの出世作で、『ゴースト』も彼女が有名になった作品ですので、ゴールドバーグさんに憑依しているのではないかと思ったりしております。役を頂いた時は「やった!」と嬉しかったです。演じるオダ・メイは詐欺師ですから、ゴーストと初めて会話をして驚くところが見どころです。でも次第にゴーストの彼の思いに次第に自分も共感してモリ―をなんとかしたいと思い、そして最後のシーンが感動的です。がんばります!

浦井:心温まる、世界中で愛されているミュージカル『ゴースト』が日本版で花開くことになります。最後のシーンでは稽古をしていても、場当たりでも涙があふれてきてしまってモリ―とはもちろん、オダ・メイとのやりとりでも大号泣してしまいます。それは本当の心が通じ合っているからだと思うので、そういったところをお客様にお届けできるようにしたいと思っております。たくさん足をお運び下さい。

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【ゲネプロ】
物語は…愛し合う若いサムとモリー。だがサムは強盗に殺されてしまう。ゴーストとなったサムはモリーの身にも危険がせまっていることを知り、霊媒師オダ・メイの力を借りてモリーを守ろうとする。そして、知ることになる真実は・・・。

ラブロマンスと男女の機微、そして不思議なゴーストの世界とサスペンス。盛りだくさんの要素が、美しくもエネルギーあふれる楽曲で綴られる。
ブロードウェイ版や韓国上演版でのマジカルでエレクトリカルな演出とは違う、シンプルでスタイリッシュな表現が、ストレートに心に響く日本版となった。
Wキャストのモリー役、咲妃みゆ、秋元才加の個性で、物語の雰囲気も随分と変わる。是非とも両モリーを楽しんで欲しい。

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2人での新しい生活を始めるサム(浦井健治)とモリー(咲妃みゆ)。
♪「今ここで」は愛と希望にあふれたナンバー 咲妃ののびやかな歌声に魅了される

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キュートなモリー(秋元才加)とサムは幸せいっぱい。

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カール(平間壮一)は二人を温かく見守る友人であり

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サムはカールの上司でもあった。
ニューヨークの厳しいビジネス社会をクールに表現する楽曲♪「もっともっと」

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だがサムは強盗に殺されてしまう・・・

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深く悲しむモリー。彼女の傍にはカールがいた。

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ゴーストとなってしまい、苦悩し戸惑うサム。
サムが偶然たどり着いたのは

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えせ霊媒師オダ・メイ(森公美子)の元。
アシスタント(左 栗山絵美、松原凜子)との
とことん愉快なナンバー♪「信じる準備は?」

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西川大貴演じる迫力あるゴーストも見どころのひとつ

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モリーがサムを失った悲しみを歌いあげる♪「ウィズ・ユー」

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思いがけない結末と、その先に見えた2人の未来。
映画での名場面も織り込まれ、ゲネプロの観客も涙にぬれた。
上演は8月31日(金)まで日比谷・シアタークリエにて。その後、大阪、福岡、愛知でも上演。
HP:http://www.tohostage.com/ghost