オードリ・ヘップバーン主演映画で知られるサスペンスの傑作『暗くなるまで待って』が、加藤和樹・鳳稀かなめのダブル主演で2019年1~2月に東京・サンシャシン劇場はじめ兵庫、愛知、福岡で上演される。演出は深作健太。
写真上段左から 加藤和樹、凰稀かなめ
下段左から 猪塚健太、高橋光臣、松田悟志
『暗くなるまで待って』は、1966年にフレデリック・ノットが書き下ろし、ブロードウェイで初演されたサスペンスの傑作。盲目の若妻がたったひとりで、アパートに侵入してきた悪党と対決する密室ミステリー。1967年には映画化され、日本でも大ヒットした。
舞台としては2009年に朝海ひかる・加藤雅也出演で上演されて以来の10年ぶりの上演。
舞台から映像、声優と活躍を続ける加藤和樹が、本格的悪役を演じるのは初めて。
また、ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』マリー・アントワネット役、舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~」クイーン・エメラルダス役と華と力あふれる役柄を演じてきた元宝塚宙組トップスターの鳳稀かなめが、盲目の新妻役でどんな演技を見せるのかも楽しみだ。
共演者には、大河ドラマ『西郷どん』での演技が光る高橋光臣、舞台と映画の『娼年』で注目を集めた猪塚健太、映像作品に多数出演し坂東玉三郎の舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」にも出演した松田悟志演が発表されている。
<加藤和樹 コメント>
『暗くなるまで待って』という作品は、演劇がわかっていなかった自分にとって2007年に初めてストレートプレイを観劇し、予想もしない展開に衝撃を受けた作品。今でも客席にいた時のスリリングな感情をはっきり覚えています。以来、ずっとやりたいと思っていた作品です。信頼する深作さんの演出で、凰稀かなめさんをはじめ、刺激的なキャストの皆さんとの共演。暗闇が舞台を支配するあの感覚を舞台上で味わえるのを今から楽しみにしています。スリリングな騙し合いのサスペンス劇。是非、ご期待ください。
<凰稀かなめ コメント>
この度、舞台『暗くなるまで待って』にてスージー役を務めさせていただきます凰稀かなめです。
1966年にブロードウェイ初演が話題となり、オードリーヘップバーンにて映画化され、日本での舞台は約10年振りとなるこの公演に参加させていただく事を大変嬉しく思っております。
盲目の女性を演じるのは初めてなので、辛さを乗り越えた女性の芯の強さと繊細さをどの様に表現するかも課題ですが、ロート役の加藤和樹さんとダブル主演という事で、クライマックスのシーンでは二人の息の合った迫真の演技で劇場全体に緊張感をお伝え出来ればと思っております。
また、今回初めてご一緒する素敵なキャストの皆さんと一丸となり、素晴らしい舞台をお贈りしたいと思いますので、是非観にいらしてください。
<演出:深作健太 コメント>
11年前、演劇の演出家になりたかった僕が、初めて勉強のために見学させていただいたのが、この作品の稽古場でした。昨年亡くなられた演出の青井陽治さんには、子供の頃からお世話になり、本当に沢山の事を教えて下さった方でした。
今回は2007年に青井さんが演出された際の、朝倉摂さんがデザインされたセットを基に、新たに演出させていただきます。最も信頼する俳優の一人である加藤和樹くんや、凰稀かなめさんはじめ、素敵なキャストの皆さんとの創作を楽しみにしております。演劇の面白さの原点に立ち帰る、騙し合いのサスペンス劇。ぜひ皆様、劇場までお越しくださいませ。
<公演概要>
【作品】 『暗くなるまで待って』
【 作 】 フレデリック・ノット
【 訳 】 平田綾子
【演出】 深作健太
【出演】 加藤和樹 凰稀かなめ/高橋光臣 猪塚健太 松田悟志 ほか
【公演日程】
◇東京公演 2019年1月25日(金)~2月3日(日) 【サンシャイン劇場】、
◇兵庫公演 2019年2月 8日(金)~10日(日) 【兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール】
◇名古屋公演 2019年2月16日(土)・17日(日) 【ウインクあいち】
◇福岡公演 2019年2月23日(土) 【福岡市民会館 大ホール】
【一般発売】 2018年10月27日(土)…東京・兵庫
発売日調整中…名古屋・福岡
【企画・製作】 日本テレビ