STARTO ENTERTAINMENTに所属する俳優の室龍太、高田翔、寺西拓人、原嘉孝による“俳優企画(仮)”の第1弾となるオリジナル舞台作品「カリズマ」が12月7日に開幕。初日を控えて公開リハーサルと囲み取材が行われた。公演は12月15日(日)まで。大千穐楽のライブ配信も決定した。
舞台『カリズマ』は、この4人で何かをやろうというところから始まり、脚本の吉野竜平、演出の当銀大輔ら、多くのスタッフと共に生み出した舞台作品。
物語は、寺西が演じる番組ディレクターが、今や国民的スターとなった葉山リクがかつて所属していたアイドルグループ『スクエアーズ』の元メンバー(室、高田、原)に、葉山の知られざる一面を聞き出そうとインタビューを行うところから始まる。2年間を共に過ごした4人だったが、元メンバーの3人は芸能界を引退。それぞれの道を歩んでいる3人は、葉山について語りたがらなかった。その理由とは…。
スターやアイドルが放つ光と、その陰に埋もれてしまう人たちを描く物語を、俳優として活動する4人が演じることで、不思議な臨場感が生まれた。舞台は客席に非常に近く、しかも360度客席に囲まれており、この舞台でしか見られないであろう見どころがたっぷり。
【囲み取材】
寺西拓人 室龍太 高田翔 原嘉孝
寺西:あっという間に本番まで来たという実感があります。360度のこの客席で、お客さまがどう楽しんでくれるのか、すごく楽しみです。この作品を見て、 それこそ第2弾もあったらやりたいねみたいに言ってもらえたらすごく嬉しいなと思います。
室:花粉に負けないように頑張りたいと思います。(笑)
この4人でしかできないものをお客様に届けれたらと思いますし、届けられると思っております。だから観に来た方々には満足して帰っていただける作品となっていますので、自信をもってこの作品をアピールしていきたいと思います。
高田:ゲネの直前まで変更があったりして、やっと通ったなと。これを弾みに初日を迎えられたらと思っています。これまではお芝居に向き合っている姿を、お互いに見ることがなかったと思うんです。稽古段階からそんな一面が見れて、稽古から僕は楽しくて。初日が開けたらあっという間なんだろうなという気もあるので、1回1回楽しみながら、是非お客様にちゃんと届けられるように頑張っていきたいと思います。
原:今回、さっき初めて通して、やっぱり360度(に客席があるの)は立ち方とか向きとか、常に自分たちの頭の中で考えながらやらないと、死角が生まれちゃったりする。それは日々変わっていいものだとも思うし、この360度舞台を日々楽しんでいけたらと思います。
この4人の企画をやりたいとファンのみんなが聞いた時に、俺らもだけど、明るいワイワイしたコントみたいなものを想像していたと思いますが、ちょっとダークな作品になっているので、いい意味で裏切れるような作品だし、アドリブで乗り切る、チームワークで乗り切るシーンもあるので、同じ事務所の言葉にできない安心感というか、普段仲がいいこのチームワークを発揮して、楽しい舞台にできたらと思います。
このカリスマという題材を、表に立ってる僕らがやることがお客さまにちょっと勘違いさせちゃう部分もあるなと。カリスマじゃない役をやるので、受け取られ方はちょっと不安な部分でありますが、逆に俺らがやるからこそ、ちょっと説得力もあると思います。
“カリスマがあると思う方”として原が挙げた名は「木村くん」。
“出会って“「あっ!」と思った方“として挙げた名は、室は「木村カエラさん。顔ちっさ!(げんこつを見せて)こんなやった!」、寺西は「安室奈美恵さん」。原が「長澤まさみさん」を挙げると、「好きなんじゃない!」とつっこまれた。高田は「武豊ジョッキー。馬が言うことを聞くだけですごいのに、ドラマを作るところで勝っちゃうところがすごい」。そのワイワイと話す姿から、4人が互いをよく理解し合っていることが感じられた。
本公演の千秋楽公演は、配信あり。客席が360度囲む舞台を、5台のカメラで撮影、配信する。劇場では座席からの一方向からしか観られないが、配信ならマルチアングルで観ることができるのも魅力となりそうだ。
俳優企画(仮)vol.1
舞台『カリズマ』
2024年12月7日~15日 club ex
出演:室龍太、高田翔、寺西拓人、原嘉孝
長谷川朝晴 土佐和成 青山美郷
公式HP:https://charizma-stage.com/