7月21日、舞台「つかこうへいダブルス2014」の制作発表会見が都内にて行われ、モデル&女優、タレントとしても活躍中の河北麻友子と、神尾佑、馬場徹、早乙女友貴、細貝圭、高橋龍輝、久保田創、市瀬秀和、桑野晃輔、広海深海が登壇。会見前には公開稽古も披露された。
2003年、青山劇場にて筧利夫と広末涼子を主演に上演された「つかこうへいダブルス」。「幕末純情伝」と「飛龍伝」の2本立て“つか芝居”が大きな話題となった。今回の「つかこうへいダブルス2014」は、「新・幕末純情伝」と「広島に原爆を落とす日」の2本を上演。
11年ぶりとなる連続ヒロインを演じる河北麻友子は、「新・幕末純情伝」では沖田総司役、「広島に原爆を落とす日」では重宗夏枝役を演じる。
本作品が舞台初挑戦となる河北は、「すごく不安なんですけど、皆さんに支えていただきながら頑張りたいと思います。今回、殺陣もやりますので鍛えていきたいです」とコメントし、「以前、桐谷美玲さんが演じた『飛龍伝』を観させていただいたので、私も負けないように頑張ります!」と意欲をみせた。
紅一点となる河北に対し、周りの共演者たちも温かい視線を注ぐ。つかこうへい劇団一期生の神尾とはこの日が初対面。「本当に稽古がきついので一緒に戦っていく戦友のようになります。全力で支えて引っ張っていくので伸び伸びやって、舞台を嫌いにならないように頑張ってほしい。期待しています」と河北にエールを送ると、「嫌いになりそう・・・(笑)。プレッシャーです」と緊張しきりの様子。
もはや、つか芝居の常連の馬場からも「大変だけど、それも楽しむようになれればいい」と応援。ハードな舞台はもちろん稽古のときから。スタジオではエアコンもつけず、毎回30℃を越すほどの暑さのなか、滝のような汗を流すという。土方歳三を演じる細貝は、「昨年は、あまりにも体力を消耗して免疫力が落ちちゃって・・・今年はそうならないように頑張ります」と苦笑い。
殺陣はお得意の早乙女も、つか芝居は初めて。「ケガせず笑顔で終われるといい。重要な役なので精一杯頑張ります。兄弟たち(兄は早乙女太一)も観に来るとおもいます」と、目を輝かせた。
河北とはプライベートでも仲がいい双子のタレント広海深海は、「強いお姉さんなので、この作品はぴったり」と賞賛。「私たちも紅一点の舞台に混じって(河北の)代役をやれるように頑張ります!」と密かに主役を狙う素振りを見せると、「代役はいらないから~」と河北に一蹴され、取材陣の笑いを誘う一幕も。
最後は、河北が「とにかく悔いの無いように一生懸命死ぬ気で頑張りたいと思うので、皆さん楽しみにしていてください」と気合いをこめてメッセージを伝えた。
★「つかこうへいダブルス2014 」公演概要
開催日程:8月29日(金)~9月14日(日)
会場:シアタートラム
東京都世田谷区太子堂4丁目1番地1号 世田谷パブリックシアター
作:つかこうへい
演出:岡村俊一
出演者: 河北麻友子、神尾佑、馬場徹、細貝圭、高橋龍輝、早乙女友貴、ほか
詳しくはこちらへ・・・公式サイト: http://www.rup.co.jp/