『下町万年物語』(2012年)『盲導犬』『唐版 滝の白糸』(2013年)と唐十郎の傑作戯曲を上演した蜷川幸雄が、2016年幻の戯曲『ビニールの城』に挑む。
キャストはV6としての活躍にとどまらず、俳優として高い評価を得ている森田剛。日本を代表する女優となった宮沢りえ。唯一無二の存在感を持つ荒川良々。
アンダーグランド演劇最高峰の伝説的作品が、蜷川幸雄によりBunkamuraシアターコクーンに蘇る。
【蜷川幸雄(演出・シアターコクーン芸術監督)コメント】
ぼくは唐さんの戯曲にさらわれた人間です。この「ビニールの城」も、豊かな詩的言語や時空を自在に超えるドラマツルギーに溢れている。
そして、ぼくにとっての唐さんの戯曲の凄さ、下々の人間たちの寂しく美しい姿も。
久々に一緒に仕事ができる森田くん、充実期を迎えますます輝くりえさん、その存在に注目をしていた荒川さんたち、才能豊かな俳優たちと共に、観客を遠くに連れ去りたいと思います。
【森田剛(朝顔)コメント】
今回の舞台出演が決まり、また蜷川さんとご一緒にお仕事ができることをとても幸せに感じています。蜷川さん演出のもと、素晴らしいキャストの皆さんと一緒に、この「ビニールの城」という舞台に全力で挑みたいと思います。
【宮沢りえ(モモ)コメント】
唐戯曲に飛び込むという事は、
私がいつも鍵をかけ、誰にも秘密にしている心の、
あそこの扉をこじ開けることです。
それは、最高の喜びで、この上ない恐怖で、
無限の価値があるのです。
ですから、惜しみなく挑もうと思います。
【荒川良々(夕一)コメント】
何から何まで初めての事である。脚本「唐十郎」演出「蜷川幸雄」共演者に「森田剛」「宮沢りえ」……0か?100か!? やるか?やられるか!? 「ビニールの城」乞うご期待!
<公演概要>
◆公演名:ビニールの城
◆作:唐 十郎 ◆演出:蜷川幸雄
◆出演:森田 剛、宮沢りえ、荒川良々、
江口のりこ、大石継太、鳥山昌克、柳 憂怜、石井愃一、金 守珍、六平直政 ほか
◆公演日程:2016年8月 Bunkamuraシアターコクーン
◆チケット一斉発売:2016年6月上旬予定
◆主催/企画・製作:Bunkamura