7/13(木)に東京・かめありリリオホールにて初日を迎える加藤和樹主演の舞台『罠』が、前日にゲネプロを公開。囲み取材も行った。
筒井道隆 加藤和樹 白石美帆 演出 深作健太
フランスの劇作家ロベール・トマを演劇界のヒッチコックと呼ばれるまでに押し上げた名作がこの『罠』。
日本においてもたびたび上演されてきたが、2009年に加藤和樹の初主演作として上演。好評を得て、翌年には全国ツアーとして再演された。
その注目作の3度目の上演となる。
今回は7年ぶりの上演。この作品で舞台演出にデビューした深作健太は「加藤くんの成長」を大きな見どころと指摘。
またキャスト同士のやりとりも、大人のサスペンスに相応しいウィットの効いたやりとりが交わされた。
舞台でも会見でも、嘘をついていたのは、いったい誰なのでしょうか?
物語は…
舞台となるのは1960年代のフランス。新婚3か月の夫妻がしばらく山荘で暮らそうとやってきていた。
だが些細な夫婦喧嘩がもとで妻が行方不明となる。妻を探すように、夫・ダニエル(加藤和樹)はカンタン警部(筒井道隆)に依頼する。
やがて神父(渡部 秀)に付き添われて返ってきた妻(白石美帆)は見知らぬ女だった。
出演は囲み取材に登場した加藤和樹,白石美帆,筒井道隆のほかに、渡部秀,初風緑 ,山口馬木也。
登場人物は6人。その一人ひとりの言動に、深いわけが隠されている。
ダニエルのいらだち、カンタン警部の冷静さ、妻と言い張る女性の強さ、そして神父のときにふてぶてしくも見える態度…。
初見の観客はひとりひとりが推理を楽しみ、最後までハラハラしながら舞台を見守ることになる。
初演再演を観た観客も、その演技の端々から俳優の苦労を察し、推理劇の深い面白さを楽しむことができそうだ。
暑い日本からフランスの山荘へ、サスペンスの旅を楽しみに出かけて欲しい。
【公演終了により、ゲネプロ映像は削除致しました】2017年8月17日
舞台「罠」
演出:深作健太
出演:加藤和樹・白石美帆・渡部秀・初風緑・山口馬木也・筒井道隆
日程
【東京】かめありリリオホール
7/13(木)15:00
【東京】サンシャイン劇場
8/8(火)~8/15(火)
【兵庫】兵庫県立芸術文化センター・阪急中ホール
7/15(土)13:00/17:00
7/16(日)13:00
公式HP :http://wana2017.jp/