これを見逃すと一生後悔!! 　舞台『私のホストちゃん　THE FINAL ～激突！名古屋栄編～』の魅力とは？　久保田秀敏、黒羽麻璃央インタビュー

人気モバイルゲームからドラマ化を経て舞台化され、「とにかく、すごく面白い！」と人気のライブ・エンターテイメント『私のホストちゃん』が、2016年1月に第三弾となる舞台『私のホストちゃんTHE FINAL～激突！名古屋栄編～』を上演する。

今回、Astageはこの人気舞台作品『私のホストちゃん』ファンの方はもちろん、まだ未体験の方にもその魅力をお伝えすべく、本作に出演する久保田秀敏、黒羽麻璃央にインタビューを行った。

黒羽麻璃央　　久保田秀敏

「ふんわり系？否、ハートはアツい九州男児！」と紹介されている「流星」役の久保田秀敏は2013年の初演から3作連続の出演。
一方、黒羽麻璃央は「可能性は無限大!新世代筆頭ホスト！」と言われるフレッシュな初参加。
さてさて『私のホストちゃん』の面白さとは？！そして2人の魅力とは？！

―舞台『私のホストちゃん』は「楽しい！」「面白い!!」とは本当によく耳にしているのですが、実はまだ見たことがありません。どんな舞台ですか？
久保田：簡単に言うと、AKB48の総選挙が毎日行われているみたい…です。お芝居をしながら、終盤にその日のホストのランキング発表があります。と同時に、お客さんのランキング発表もあります。

―ホストとお客さんのランキングですか?!
久保田：ホストのランキングというのは、公演チケットやグッズを買って頂くとシリアルナンバーがついていて、専用サイトから自分の好きなホストに幕間休憩の5分前までラブ（ポイント）を投票できます。お客さまは1幕終わると、皆さん物販へ。幕間にシリアルナンバーを入力して投票します。そして2幕の間に集計して発表になります。
黒羽：へ～！そこまで細かくは分かってなかったです。
久保田：発表もステージで、スクリーンが下りてきて、ホストが揃う中
黒羽：ダダ～ン！と発表ですか！？

―結果を聞く瞬間を、お客さんと出演者が共有するわけですね。
久保田：そうです！その結果、僕らも悲しみますし、客席からも「え～っ」「きゃ～」とリアルな悲鳴が響きます。真剣に貢いだのに1位にしてあげられなかったからと大泣きされているお客様もいらっしゃいます。僕らもその姿が見えるのでツライです。僕らよりもお客様の方がドキドキされているかも。

―このドキドキをのがしたら、一生後悔ですね。先ほど、おっしゃっていたお客さんのランキングというのは？
久保田：お客さんの中でラブを一番貢いだTOP３も発表します。

―お客さんもですか?!
久保田：そうです、ニックネームで発表します。
黒羽：会場にいらっしゃるわけですね？
久保田：そうです。でも「手を挙げてください！」とかはしませんよ。TOP３の方は「あ、自分だ」と分かります。そしてその3人には終演後に個別の部屋が用意されていて、投票したホストに接客してもらえます。そのあたりはガチなシステムです。
黒羽：それなら「あ、この人が自分に一番貢いでくれたのか」と覚えてしまうでしょうね。
久保田：そうそう、そうです！

―でもラブを貢いだお客さんが選んだホストが1位になるとも限らないですね？
久保田：限りません。お客さまに分かるのは、ホストの順位だけです。どのホストが別部屋に行くのかは、僕らには舞台裏に張り紙がされていて分かるのですが、お客さまには分かりません。

―すごいシステムですね! それはお芝居を楽しむと共に、投票というハラハラ・ドキドキもあるワケですね。
久保田：はい、でもお話としてはエンターテイメントな舞台で、ちゃんとお芝居はしています。時事ネタをたくさん盛り込んで、すごく真面目にバカなことをやっています。とにかく全力で楽しんで頂ける舞台だと思います。笑える舞台です。
ただ投票で1位になった人が、その後のストーリーの主軸になります。投票結果が発表になるまで主軸が誰か分からない。お話も変わってきてしまいます。

―えっ？！それもまたスゴイです！
久保田：そうなのです。だからいつ自分が1位になっていいように1位の台詞を全員が覚えていなきゃなりません。1位になった場合の場当たり（動きのリハーサル）などをあらかじめしているわけでもないので、緊張しますよ。
黒羽：「えっ？俺？！」みたいになるわけですね。

―そこまでガチだと…本作での役と素顔、どう違うのでしょうか？
久保田：これは(笑)･･･『私のホストちゃん』シリーズでは紙一重ですね(笑)。キャッチフレーズもあるのですが、キャラがこのキャッチフレーズ通りかといえば、そうでもありません(笑)。今回はまだ脚本を見ていないので分からないですが、稽古をする中で自由に変わっていますね。
黒羽：ほ～。

―でも幕が開くときにはなんとなく固まっている？
久保田：そうですね。

―久保田さん演じられる「流星」は、もう3作目ですから、すでにもうほぼ固まっていますか？
久保田：だいたいの大きな軸は決まっていますが、「流星」はブレブレのキャラなので（爆笑）、毎回とても自由にやらせて頂いています。硬派なキャラでもなく、軟派でもなく、かなりふり幅が自由で、僕としてはやりやすいです。素の部分もたぶん有ると思います。

―という中に加わることになった黒羽さん！
黒羽：そうなのです、どうしましょう?!(笑)　他の方のキャッチフレーズを見ると、大まかな道筋があるのですが、僕は「可能性は無限大！新世代筆頭ホスト！」って、結局何も決まってないんですよ！(笑)　なんにでも染まるだろうし…。

―役名の「璃来哉」はいかがですか？
黒羽：麻璃央の「璃」の文字が入っているので気に入っています。
久保田：「リキヤ」ぽくはないけどね。
黒羽：「リキヤ」はすごく力が強そうな感じもしますよね。勝手なイメージだけど。
久保田：でも麻璃央は視覚から入っていきそうだね。
黒羽：先輩のおっしゃるとおりにがんばります！

―おふたりは、これまでにも…
黒羽：僕らは『テニスの王子様』で学校は違いましたが、
久保田：同じ公演に出演していました。その頃から知っているので、もう数年来の仲ですね。

―では黒羽さんには頼れる先輩がいるんですね。
黒羽：そうなんです！
久保田：そんなことないでしょ！（2人同時に）(笑)

―ではこの舞台で共演することになって改めて会ってみて、お互いに変わっていたりしませんでしたか？
黒羽：まだこの役の秀くんを見ていないので、こうして会っている限りは、秀くんは秀くんだな…ずっと…。
久保田：僕も『テニミュ』以外で麻璃央の芝居をまだ見たことがないので、本作で一緒になって初めて見ることになります。
黒羽：すごく楽しみですね。
久保田：そうですね。
黒羽：知っている人がいるというのは、すごく刺激にもなると思います。

―歌に踊りに演技に、そしてランキングもあって、盛りだくさんで出演者は大変ですね。瞬発力も必要だと聞きましたが。
久保田：アドリブも多いです。劇中にお芝居をしながら、客席に降りてお客様を口説きます。甘王さんというボスが「やってきました！口説きタイム！」と突然、芝居を中断すると、僕らホストが4～5人客席に降りていきます。甘王さんから出されたお題…例えば「観覧車のてっぺんで彼女に言う一言」に合わせて、お客さまを彼女とみたてて口説きます。その口説きの完成度、力量で、投票も変わってくるでしょうし、他の人のファンを自分のファンにしてしまうチャンスもあったりするのです。

―すごい！サバイバルですね。
久保田：そうなんです。口説いている姿をスクリーンに映すので、口説いているホストの顔を他のお客様もアップで見ているのです。

―それは、まるで自分が口説かれている雰囲気ですね!!
久保田：そうです！
黒羽：く～～～!!
久保田：そこで上手く決め言葉、決め台詞を言えるか…。それも全部アドリブです。
黒羽：人間力が上りそうだ～!

―これは大変なプレッシャーですよね？
黒羽：あまりアドリブをしたことがないですから。これまでは舞台上でアクシデントがあった時に、ちょっと挟んでフォローするとか、そういう経験はありますが、はなっからアドリブ勝負は無いので…。でも自分のスキルアップにもなると思うので…。

―やるしかないですね。楽しみです！久保田さんは本シリーズに２回出演されて、身につけたことは？
久保田：初演の時はどこか恥ずかしいような照れがあったのですが、やっているうちに照れや動揺すらも全てポーカーファイスで隠し通せるホストとしての芯が持てるようになってきました。そこは強みかな…と思います。照れたら負けです！
黒羽：廣瀬くんからも同じことを聞きましたよ。照れない！大事ですね。

―テクニック的なことでは？
久保田：そうですねぇ…（しばらく考えこんで）立ち振る舞いやおもてなしの仕方が上品にできるようになってきたとは思います。女性を横にしての振る舞い方など…（と言いつつ黒羽さんの近くに座り直す）
黒羽：僕が緊張してきました!!
久保田：話し方や（体の向きを黒羽さんの方に振って座り直す）
黒羽：もう、ドキッ～～としました!!一歩近付く感じが、もうスゴイです。
久保田：そうなんです。ただ近付くだけでなく、体の向きがこう向いて。
黒羽：いやぁ、この感じ、伝わるかなぁ。ただ座るのじゃないんですよね。本当にドキ～っとしましたぁ～!!
久保田：この身のこなしも本シリーズを続けることで、自分のものにできました。
黒羽：今のは学びました！すごく勉強しました!!いやぁ～、罪な男ですねぇ。（笑）
久保田：違うでしょう！役ですから！(笑)

―ということで、まだ稽古前だそうですが、黒羽さんはどんな情報を聞いておられますか？そしてどうしようと思っておられますか？
黒羽：一番は恥じらいを捨てることですよね。慣れというのも必要とは思いますが…。そして完全に役になって対応できるアドリブ力。そして…、女性が何をされたら嬉しいのかってことは、まだ、今一つ分からないのです…。
でも、それは稽古場で盗めるところは盗んで、自分なりのオリジナルも作れれば…と思っています。今、１つもらったので！(笑)
久保田：口説きタイムは回を重ねるごとにふざけたくなる、ふざけたことを言う傾向があるのです。時々はおふざけを入れてワーッと笑ってもいいのですが、お客さまは純粋でストレートな気持ちのこもった言葉を待っておられる方が多いのです。普通に「好きだよ」「愛してるよ」と言ってもらった方が喜んでくださいますね。
黒羽：ワォ！！
久保田：笑いに持っていくもあり、ガチでストレートにぶつけるも良し。
黒羽：たぶん最初はふざける余裕もないでしょうね。ただまだ、自分がどうなるのか、分からないのです。何にでもなれそうでもありますし、自分がどう変わるのか…。この役では化けたい…変わりたいですね。それが先輩方や同期をおびやかすものだったらいいなぁと思っています。

―皆さんが黒羽さんに抱いているイメージも覆されるかもしれませんね。
黒羽：はい、是非そうしたいです！

―3作目に臨む久保田さんは、今回は？
久保田：僕はアドリブで芝居を変えること楽しみながらやっていたりもするので、今回がファイナルということですが、だからといって奇をてらうことなく、いつもどおり楽しんでやれたらいいかなと思います。そしてお客様を笑顔にできたら、それが一番いいですね。

―最後に久保田さんには、本シリーズをよくご存じの常連のお客さまと、初めてのお客さまに一言ずつお願いします。
久保田：これまでにちょくちょく出てきていた大甘王さんという影のボスが、もしかすると出てくるかもしれませんよ。そしてファイナルということで、どう終るのかも注目して頂きたいです。
まだ本シリーズを見たことがない方も「なかなかすごい舞台だぞ」と評判や色々な情報を聞いたことがあるのでは…と思いますが、単純に笑うつもりで、何も構えず楽しみに来て頂きたいと思います。自分を解放できる、リラックスして純粋に楽しめる舞台です！！

ーでは、黒羽さんからも一言、お願いします。
黒羽：はい、僕は「初めまして」になりますが、ドラマ、舞台化３作目と続いてきた作品に出させて頂けてとても光栄です。まだ自分に何ができるか、分かりませんが、若々しい自分たちが加わって新しい風を巻き起こすことができればと思っています。これまでとはちょっと違った部分も出てくると思うので、そこも楽しみにして頂きたいです。そして普段味わえない感覚を味わえる舞台だと思いますので、是非、楽しみに来て頂けたらと思います。たぶん僕は最初の頃は緊張していると思います。暖かく見守って下さい！(笑)

久保田秀敏（くぼた ひでとし）
福岡県出身。2009年、俳優として活動スタート。ドラマ「JIN―仁―」、『ダンブリング』など話題作に出演。その他、映画『ミッドナイトベイビー』、『野良犬はダンスを踊る』、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン、舞台『心霊探偵八雲』シリーズ、『AZUMI 幕末編』などに出演。

黒羽麻璃央（くろば まりお）
宮城県出身。2010年、第3回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト準グランプリ・AGF賞を受賞。2012年、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで7代目菊丸英二役に選ばれ、2014年11月まで出演。その他、音楽劇『金色のコルダ Blue♪Sky First Stage』、映画『宇田川町でまっててよ。』などに出演。また2015年ミュージカル『刀剣乱舞』トライアル公演に三日月宗近役で出演する。

＜舞台「私のホストちゃん THE FINAL～激突！名古屋栄編～」公演概要＞
【タイトル】 舞台「私のホストちゃん　THE FINAL ～激突！名古屋栄編～」
【会場】 天王洲　銀河劇場　（東京都品川区東品川2-3-16　シーフォートスクエア内2階）
【公演期間】 2016年1月29日（金）～2月14日（日）全21公演予定

＜地方公演＞
2月20日(土)13：00／18：00　福岡・ももちパレス　大ホール　（全2公演）、
2月26日(金)19:00・27日(土) 13：00／18：00・28日(日)13：00大阪・森ノ宮ピロティホール　（全34公演）、
3月1日(火)14:00／ 19:00・2日(水) 14:00／19:00　愛知・名古屋市芸術創造センター　（全34公演）

【出演】　廣瀬智紀、平田裕一郎、久保田秀敏、五十嵐麻朝、染谷俊之/
黒羽麻璃央、小澤廉、杉江大志、井澤勇貴、瀬戸利樹/KODAI (X4)、T-MAX(X4)/
向山毅、塩川渉、鶏冠井孝介、町田宏器/青柳塁斗、中村龍介、山口大地、渡辺和貴/福井晶一/
仁藤萌乃、和田瑠子、阿久澤菜々、藤澤希未/新谷真弓、西丸優子/オキャディー（甘王）、加藤啓/
小川菜摘
※福井晶一、オキャディー（甘王）、加藤啓、女性キャストは「ホスモバ」ランキング対象外となります。

【チケット】 全席指定：V.I.P.シート\15,500（完売）／ゴージャスシート\8,800／カジュアルシート￥7,000　（税込）
<一般発売>販売中。　　追加公演の一般販売は2016年1月10日(日)AM10時より

【公演に関するお問合せ】 サンライズプロモーション東京 0570-00-3337 （全日10:00～18:00）
【総合プロデュース】　鈴木おさむ
【脚本・演出】　村上大樹
【主催】　舞台「私のホストちゃん」製作委員会
（テレビ朝日、エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ、エイベックス・ヴァンガード、サンライズプロモーション東京、メディアミックス・ジャパン）

【HP】 http://www.hostchan.jp/
【Twitter】　@hostchanjp

 舞台『私のホストちゃんTHE FINAL～激突！名古屋栄編～』

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