ジャニーズ事務所所属の俳優・佐野瑞樹と、演劇ユニット*pnish*(パニッシュ)のリーダー・佐野大樹による兄弟演劇ユニット「WBB」の第10回公演『懲悪バスターズ』の上演に先立ち、4月7日、東京芸術劇場 プレイハウスにて制作発表が行われ、キャストの佐野瑞樹、佐野大樹、田村 亮(ロンドンブーツ1号2号)、鈴木勝吾が登壇した。会見の司会には、今作にも出演する土屋佑壱(*pnish*)が務め、リラックスした雰囲気のなか、会見が進められた。
WBBとは、佐野瑞樹(みず=WATER)、佐野大樹(だい=BIG)、(兄弟=BROTHERS)の頭文字を取り、日本のワーナーブラザーズを目指して形成された劇団ユニット。奇数回は兄・佐野瑞樹が企画し、偶数回は弟・佐野大樹が企画し、今回は弟の佐野大樹による企画する「Side-B」の、アクション・活劇コメディを特徴とした公演となる。
10作目の記念公演となる今作は、自身も劇団の座長を務めている田村亮をゲストとして招き、いつも以上にスケールアップ。他にも鈴木勝吾、OH-SE、五十嵐麻朝らイケメン俳優が揃い、早くも注目を集めている。
まずはそれぞれの役がらを紹介し意気込みを語ったキャストたち。
佐野瑞樹は「僕の役は、偏屈は天才という科学者。いろいろと天才について考えましたが、最終的にはドラマ「ガリレオ」を見直して、パクろうかなと(笑)。自分が天才じゃないと天才ってわかりづらいじゃないですか。芝居が福山雅治さんと、うり二つになる可能性がありますね(笑)」と言って会場を沸かせる。
悪霊のレイブンを演じる田村が「客演というのが初めてなので緊張していますが、落ちこぼれの悪霊ということなので、あまり役づくりをせずに、地でいけるかなと(笑)。とりあえず足を引っ張らないように頑張ります」と、意気込みを見せ、「舞台の演出の人はすぐ灰皿を投げるときいているので、灰皿を投げられないように頑張らないと・・・」と続けると、すかさず「灰皿は投げません。だいたい、稽古場は禁煙ですから!」と、佐野大樹が返し、会見場を和ませていた。
悪霊アミット役は鈴木勝吾。「僕は比較的、鬼やロボットなど、人間じゃない役を演じることが多いのですが、とうとう悪霊まできたかと(笑)。思い切りファニーに演じて、楽しいエンターテイメントをつくっていけたらなと思います」と笑顔を見せた。
悪霊退治をするロボットのオーメン役の佐野大樹は、「今回のテーマは“知ること”。落ちこぼれの悪霊とそれを退治する偏屈な科学者が出会って、ちょっと心がゆるんでいく、というハートフル・コメディーです」と作品を説明。「ポスター“サイエンス×ホラー”と書いていますが?」と言われると、「ホラーは忘れてください(笑)。今回はホラーといっても、かわいいホラーです。今回出演もしてくださるOH-SEさんに振付をしていただいて、悪霊の超常現象をダンスで取り入れられたらいいなと思っています」とし、「それぞれの個性を引き立てられるようなカンパニーにしたいです。ダンスあり、殺陣あり、派手なエンターテイメントとしてドカン! と打ち立てられたらいいなと思っています」と目を輝かせた。
顔を合わせて数日しか経っていないというが、早くもコミュニケーションは取れているようで、「打ち上げの飲み会が楽しみ!」とうなずく4人。ダンスは苦手という田村亮は、「鈴木くんも苦手だというので一緒に練習しようって言っているんですよ(笑)」。
ダンスの話に、佐野瑞樹は「しばらく踊ってなかったんで、何十年ぶりのダンスになりますが、死ぬ気で練習します!」と意欲をみせた。
WBB vol.10 『懲悪バスターズ』
【東京公演】2016年5月19日(木)〜5月22日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
【神戸公演】2016年5月28日(土)〜5月29日(日) 新神戸オリエンタル劇場
作・演出:佐野大樹
振付:OH-SE(電撃チョモランマ隊)
出演:佐野瑞樹 佐野大樹/
田村 亮(ロンドンブーツ1号2号)/
鈴木勝吾 OH-SE(電撃チョモランマ隊) 五十嵐麻朝 有澤樟太郎 政岡泰志(動物電気)/小野友広 平井浩基 磯村洋介 花塚蓮太郎
土屋佑壱(*pnish*) 原 金太郎
企画・制作:WBB
【チケット】
チケット プレイガイド先行発売受付中
前売り開始:2016年4月17日(日) 10:00〜
チケット料金:6,800円(前売・当日共/全席指定・税込)
公式サイト:http://www.w-b-bros.jp/