2016年5月13日(金)より、東京・天王洲 銀河劇場にて、1988年~1990年にかけて「少年ジャンプ」で連載された坂口いくのストーリー漫画を原作とする舞台『闇狩人』が上演されることが決定した。
『闇狩人』は 当時、その内容から「現代版・仕事人」として話題になったこともある作品。バブル全盛期の華やかな社会を背景に、美味しい汁をすすり、暗躍する血も涙も無い卑劣な悪人たちと、その圧力に苦しみ潰され、あえなく命を落とす庶民の嘆きが対照的に描かれ、表と裏の顔を使い分け、裏稼業として許せぬ悪を成敗する「闇狩人」の生き方を、魅力的に、鮮やかに、そして刹那的に表現した傑作として知られている。
今回、初めての舞台化にあたり、『里見八犬伝』などのスペクタクル時代劇をはじめ、『シアワセでなくちゃいけないリユウ』などの翻訳劇まで、情感豊かで奥行きの深い演出で定評のある深作健太が演出を担当。脚本は深作演出との名コンビで知られる鈴木哲也が手掛け、舞台版『闇狩人』の世界を原作のテイストを活かしながら、新たに創作する。
主人公の間武士(はざまたけし)役は、『仮面ライダー鎧武/ガイム』で一気に注目の的となり、『表参道高校合唱部』『明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~』などのテレビドラマでも活躍し、昨年秋は主演舞台『TRUMP』での演技が高い評価を受けた、今最も勢いのある若手俳優・高杉真宙が演じる。 間武士は日ごろは漫画家志望の冴えない予備校生ですが、裏の顔に変わった瞬間、凄腕の闇狩人として、悪に立ち向かいます。武器はステンレス製の定規などを駆使する。
同じく闇狩人の一人・我竜京介(がりゅうきょうすけ)役は、『烈車戦隊トッキュウジャー』でブレイクし、『JKは雪女』などのテレビドラマをはじめ、年末の主演舞台『スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE』で人気を不動のものにした、気鋭の実力派俳優・横浜流星が努める。 我竜京介はトレジャーハンターと称してジャーナリストのような仕事をしており、自信家でナルシスト、しかも滅法強い美貌の闇狩人です。武器は特殊加工されたけん玉を用いる。
時に対峙し、時に協力し、闇狩人の世界ではライバル関係にある間と我竜を演じる高杉真宙と横浜流星は、今回の舞台が本格的な初共演。プライベートでも仲が良く、切磋琢磨しながら、お互い頑張ってきた2人にとって待望の本格的な初共演となる。作品中の役柄とも重ねつつ、お互いが高め合える存在として、さらなる飛躍の切っ掛け、ターニングポイントともなる作品とも言えよう。
この他、闇狩人には三枝将(さえぐさしょう)役に鈴木勝大(武器はギターピック)、陣内力(じんないちから)役に荒井敦史(武器は怪力)、そして最大の敵、皇静馬(すめらぎしずま)役を丸山敦史が演じます。さらに、稲垣成弥、森田彩華、市瀬秀和、中村誠治郎など、舞台経験が豊富で個性豊かな華のあるキャストが揃い、光と闇の世界を濃密に描き出す。
連載開始から28年の時を経て、舞台版として再び甦る『闇狩人』、ドラマティックで胸を刺すシュールな人間ドラマ、痛快無双の魅惑のアクションエンターテインメントが誕生します。
公演概要
◇作品:闇狩人
◇原作:坂口いく ◇脚本:鈴木哲也 ◇演出:深作健太
◇出演
高杉真宙・横浜流星・鈴木勝大・荒井敦史・丸山敦史/稲垣成弥・森田彩華・市瀬秀和・中村誠治郎 ほか
【東京公演】 5月13日(金)~22日(日) 天王洲 銀河劇場
【北九州公演】 5月28日(土) 北九州芸術劇場大ホール
【大阪公演】 6月11日(土)12日(日) 森ノ宮ピロティホール
◇企画・製作:日本テレビ
◇公式HP http://yamikariudo.jp