山本裕典、女性役に初挑戦！彩乃かなみは男性役を。舞台『夜の姉妹』開幕！

in Report(STAGE/MUSICAL), STAGE/MUSICAL · 2015/12/12

山本裕典主演の舞台『夜の姉妹』が12月11日、東京・品川プリンスホテルクラブeXにて公演初日を迎えた。劇団リリパットアーミーⅡ20周年記念で上演された、劇作家・演出家のわかぎゑふが生み出したゴシックホラーの名作戯曲を、男性俳優が女性役、女優が男性役を演じる男女完全入替劇となる今回のステージ。初日公演前日の10日に公開ゲネプロが行われた。

19世紀ドイツ・バーデン大公国を舞台に、皇族に起きたとてつもない悲劇。ある時、フランスからオペラ『椿姫』の著者アレクサンドル・デュマがこの国を訪れるところから物語はスタート。やがてデュマと親友となっていくバーデン大公国の皇太子・ラインハルトは恋人のローザとの結婚を約束していた。ローザのお腹にはすでにラインハルトの子供が宿っていた。しかし、両親、特に母親のマルガレーテ王妃は結婚に大反対。また、ラインハルトは足の病気が進み病院の入院を余儀なくされることになる。

淑女になるべく教育を受けるため名門女子学園に通う若き女子たち。学園を経営をするアンナ・エグロシュタイン男爵夫人と女教師・ヨゼファの目的は･･･？皇太子の身に起きた血を巡る悲劇。はたしてデュマはこの悲劇の謎に立ち向かうことはできるのか･･･｡

主人公・デュマを演じるのは山本裕典。高身長ながらも女性らしいセリフやしぐさで、知的な女性を演じている。床ドンやラインハルトのお姫様抱っこなど、時折出てしまう（？）男性ぽいしぐさにドキッ。悲劇の皇太子ラインハルト役には、元宝塚歌劇団月組娘役トップの彩乃かなみ。女性が演じるからこその男性の繊細さを見事に表現している。